放射線に関する基礎知識

2011年5月25日改訂
2011年4月6日改訂
2011年3月17日改訂
2011年3月16日改訂
2011年3月15日改訂
2011年3月14日初稿
東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に対して冷静に対応するには、放射線に関する正しい理解が必要です。

放射線について

被ばくについて

被ばくとは人の体が放射線に曝 (さら) されることです。

被ばくは体の外から放射線に曝される「外部被ばく」と、何らかの原因で体の中に取り込んだ放射線を放出する元素(放射性同位元素)から放出される放射線に曝される「内部被ばく」とがあります。

今回の原子力発電所事故による主な被ばくは、発電所から飛んで来た「ほこり」や「エアロゾル」などにわずかに付着した放射性同位元素(今回の場合は主に、ヨウ素-131とセシウム-137)から放出される放射線に曝される、という状況だと思われます。

「ほこり」や「エアロゾル」そのものは小さく,そこに付着している放射性同位元素の量も大きくないと考えられます。この場合、「外部被ばく」への対策は、「ほこり」や「エアロゾル」の対策,と思えば,花粉対策と同じに対応すれば良いということになります。ただし、「ほこり」や「エアロゾル」を吸い込んだり、飲み込んだりすると「内部被ばく」をします。「内部被ばく」への対策は、「ほこり」や「エアロゾル」を吸い込んだり、飲み込んだりしないことです。

戸外に出るときには、できるだけ外気に露出する部分を覆いましょう。例えば、花粉対策用のマスクやゴーグルなどを付けましょう。衣服は、花粉が付着しにくいビニール製など、表面がつるつるしているものが良いでしょう。同様の素材でできた帽子もかぶって下さい。

家に入るときには、衣服、防止、ゴーグル、マスク等に付着した、「ほこり」、「エアロゾル」を払うように、心がけて下さい。

繰り返しますが、一つ一つの「ほこり」や「エアロゾル」から放出される放射線の量は微量で、健康に影響はありません。

仮に、体内に入った場合は、自然代謝により体外に出てきます。セシウム-137は約100日後には半分の量が体外に出てきます。ヨウ素-131は通常の代謝だと1日程度で半分の量が体外に出ます。

報道された放射線の値について以下に解説します

放射線の正しい知識をもって、冷静に判断しましょう。

図の出典: あとみん 日常生活と放射線の関係
説明文: 九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門 前畑京介
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